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I write about the Chinese, Indian and American movie industries.

Zoriana Zaitseva / shutterstock.com

月額約10ドルで映画館の映画が見放題になるサービス「MoviePass (ムービーパス)」の筆頭株主のビッグデータ企業「Helios & Matheson(以下、Helios)」の株価は10月17日、13%下落し18.23ドルになった。翌18日もさらに値を下げて、現在は16ドル付近での取引きとなっている。

これは10月16日のネットフリックスの好調な決算発表を受けてのことだ。ネットフリックスの今四半期の新規会員数は440万人の予想を上回り、530万人に達した。MoviePassとネットフリックスの2社は直接の競合ではないが、人々の映画の視聴の仕方をめぐって対立する立場にある。両社ともサブスクリプション型のサービスではあるが、動画コンテンツを自宅のテレビで観るか、劇場で観るかは大きな違いだ。

Heliosは今年8月に2850万ドル(約32億円)を投じて、MoviePassの株式の53.7%を取得した。MoviePassは出資を受ける前には、9名のスタッフで運営する小さな会社で、通年の売上は1000万ドルに満たない企業だった。

その状況が激変したのが今年の8月15日だ。MoviePassの月額費用はそれまで地域によって変動し、最大で月額50ドルだった。それを突然、9.95ドルに引き下げたのだ。これにより新規の客が殺到し、数日間で40万人の顧客が新規加入した。

9月にMoviePassが会員数を発表するとHeliosの株価は急騰し、9月14日時点で2.50ドルだった株価が1400%の上昇を記録。10月11日には史上最高値の38.66ドルとなった。株式アナリストの間では、Helios株の急騰は投資家らの空売りが殺到した結果との見方が強い。

その後の数週間、Heliosの株価は乱高下を続け、投資家らはMoviePassのビジネスモデルに対する疑惑を深めていた。ネットフリックスの決算発表の前週の12日には、MoviePassの財政状況の厳しさが報じられ、Helios株は45%の下落を記録していた。

MoviePassのCEOは、創業期のネットフリックスで取締役だったMitch Loweが務めている。現在の状況は彼にとって非常に皮肉な事態と思えるはずだ。

編集=上田裕資

 

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