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2017.10.20 10:00

長期的な健康効果が科学的に確認された10の食品


6. ベリー類/その他の果物

ベリー類、中でも抗酸化成分を豊富に含むブルーベリーは特に、「スーパーフード」とも呼ばれる。また、柑橘系の果物は血液がんや食道がんのリスクを低下させることが確認されている(ただし、含まれる化合物が皮膚を光に対してより敏感にさせると見られることから、皮膚がんのリスクは高まる)。

リンゴもまた、いくつかの種類のがんの発症リスクの低下に関連しているとされる。そして、レスベラトロール(ポリフェノールの一種)を高濃度で含有するブドウは、がんに加えて認知症のリスクを下げる効果もあるという。

ただし、果物には糖分が多く含まれており、適度な摂取量についてはあまりはっきりしていない。

7. 発酵食品

ヨーグルトをはじめとするさまざまな発酵食品は、私たちの腸内細菌叢(さいきんそう)の健康維持に役立つことが分かっている。そして、腸内細菌叢はうつ病からがんの発症リスク、肥満まで、あらゆることに関連している。ザワークラウト、キムチ、味噌、テンペ、ピクルスなどの発酵食品はいずれも、腸の健康に良いと考えられている。

8. 全粒粉

全粒粉はビタミンやミネラル、抗酸化成分、食物繊維を含む。そして、全粒粉には健康効果があることが確認されている。心臓病リスクを低下させるほか、糖尿病や大腸がんのリスクも引き下げる。

炭水化物は体に有害なものではないし、適度に食べれば何の問題もない。ただ、穀類はできるだけ精製されていない、繊維を多く含んだものを取る方がいい。

9. ターメリック/その他のスパイス

カレーに欠かせないターメリックには、アルツハイマー病の発生を抑える効果があるとされており、抗酸化作用と抗炎症作用を持つことがその理由と考えられている。また、抗がん作用もあるとされる(ただし、一部の化学療法の効果を妨げることも確認されている)。

シナモンは血糖値を低下させることが分かっている。また、唐辛子に含まれる辛みの成分であるカプサイシンは恐らく血管系への刺激を通じて、心臓の健康を維持する効果があるとされている。

10. チョコレート

健康効果があるのは、ミルク入りやホワイトチョコレートではなく「ダーク」チョコレートであることが分かっている。砂糖が添加されているもの、特に精製糖が使われているものを多く取ることは、がん、糖尿病、心臓病、認知症など、ほぼ全ての慢性病につながる可能性があることが、過去の研究によって示されている。

編集=木内涼子

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