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世界38カ国、800万人が愛読する経済誌の日本版

左から、けんすう、落合陽一、前田裕二、尾原和啓

マッキンゼー、リクルート、グーグル、楽天など数々のプラットフォームビジネスに携わってきた尾原和啓氏。通算13職、あらゆるチームで学んだ経験から、世代によってモチベーションの源泉が異なることを発見。2017年9月、3冊目の著書となる『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』を上梓した。

10月某日、出版記念イベントとして、「モチベーション改革」をテーマにしたトークセッションが開催された。登壇者は、大学教員、メディアアーティストなど複数の顔を持つ落合陽一氏と、SHOWROOM代表の前田裕二氏、nanapi創業者のけんすうこと古川健介氏、尾原氏の4名。

本書の中で尾原氏は、ミレニアル世代を「乾けない世代」と形容する。生まれた頃からないものがなかった彼らは、仕事や人生に何を求めているのか。新時代の加速装置である4名がディスカッションした。


尾原和啓(以下、尾原):若い世代を理解できないという声をよく聞きます。本書では、その世代を「乾けない世代」とし、その取扱説明書のつもりで執筆しました。そして今回のトークショーでは、乾けない世代の志向性をキャッチし、うまくコラボレーションしている方々をお招きしています。

若い世代、上の世代との大きな違いの一つに、インターネットへの向き合い方があると思います。若い世代は、テクノロジーによって、自分らしさを活かし、人を喜ばせたりお金を稼いだりできると信じています。“誰もがスターになれる仮想ライブ空間”を提供するSHOWROOMは、まさにそうですよね。

前田裕二(以下、前田):SHOWROOMで自分を表現することを生活の基盤にする人は、今や僕も把握しきれないほど存在します。また、僕自身も『人生の勝算』を上梓して以来、若手の起業家たちの事業モデルの相談にのる機会が非常に増えました。

これらの若い世代に共通しているのは、想像以上に経済的な成功を意識していないということ。ゼロからビジネスを立ち上げるような人は、本来、尾原さんの本で言うところの「達成」と「快楽」への欲求が強いケースが多い。でもこの世代は、モチベーションに占める「意味合い」や「没頭」への比重が高く、社会に対してどのような価値を果たせるのかという大義を大切にする方が多いですね。



けんすう(以下、けんすう):分かります。本当のところはどうなの? と聞いても、彼らのモチベーションは本当にお金ではない。何かをする際に“必要であれば”欲しいというレベル。

僕は今36歳ですが、僕より少し上の世代にギラギラ感を察知することが多い気がします。僕と同世代は、ピクシブの片桐君、バーグハンバーグバーグのシモダくんなど。やはり上の世代とは温度差がありますね。

尾原:ブランドマーケターの友人によれば、観測的にも世代観は36歳前後が境目とのこと。就活も氷河期で、30歳手前の加速のタイミングでリーマンショックが起きた。そこで、達成や快楽の欲求が強い「乾いている世代」が高級ワインや女遊びの生活から凋落しているのを見てきているから、憧れないというか、むしろ虚しいと感じているのかも。

けんすう:マーケティングの格言に「ドリルを買う人が欲しいのは“穴”である」というものがありますが、よく分からなくて。もはや僕たち以下の世代に響くのは、穴ではなく、ドリルそのもののカッコよさです。

尾原:ドリルより穴が欲しいというのは、ドリルを買うというのはつまり、それを使って穴を開ける必要があったから。でも、なんでもある時代の今は、開けなければならない穴、開けたい穴などなくて、むしろ意味もなくカッコいいドリルが欲しいということですよね。

構成=ニシブ マリエ

 

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