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ラブは次のように述べる。「ハラスメント文化が存在するのは、個人が他人の問題行動に責任を持たないからだ。組織における行動が、その組織が標榜する文化にそぐわない場合、企業ブランドを損ねてしまう。一度そのようなことが起こると、再び良い評判を得られるようになるまでに長い時間がかかる」

全米アカデミーズで学術界でのセクハラの影響について研究する委員会の一員であるカークランドはこう述べる。「男性社員がハラスメントについて耳にしたら、自分がその女性を信じ、うわさのネタにされたり、ばかにされたりという報復行為から女性を守ることを明示しなければいけない」

「女性は指導や男性との仕事上の関係を信頼している。最も避けたいのは、真に協力的な関係性を駄目にしてしまうこと。セクハラへの恐怖によって、人々は互いに距離を置いてしまうようになるからだ」

ラブは次のように述べる。「不適切な行為が明らかな場合、男性も問題提起する責任がある。もし上司がセクハラをしているなら、その上の管理職や人事部に問題を伝えなければいけない」

女性だけでなく男性にとっても、ハラスメントを報告する際の実際的な方法として役立つのは、訓練を受けた人事と法務の専門家からなるオンブズマン(苦情処理係)の部署を設置することだ。

「これは、ハラスメントの報告・調査のための安全で内密な仕組みを提供するのに役立つ方法だ。不適切な行為を目撃した人、または被害にあった人が、内密に、報復を恐れることなく問題提起できる場があると、知っておく必要がある」(ラブ)

職場での性差別的な行為とは決して身体的なものばかりではない。カークランドはこう語る。

「ハラスメントのほとんどは誘惑行為ではなく、相手の存在をおとしめるもの。(最近注目されているスキャンダルで明らかになったような)性行為の強要ではなく、その職場には女性の居場所はないという性差別的なメッセージだ」

よって、これは「男性は(セクハラの)訴えを受けないために特別なスキルや話し方を習う必要があるということではなく、セクハラは男女間の不平等や性差別的な文化から発生している」とカークランドは指摘する。

編集=遠藤宗生

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