率いる組織の規模の大小にかかわらず、精神の強いリーダーは部下を引きつける。上っ面のみ強いふりをしているからではなく、内なる強さを持っているからだ。
精神の強いリーダーは、物事を大きく考え、勇敢に行動し、自信にあふれている。その能力や成果、振る舞いは、自らの軸となる信念に基づいている。以下は、精神の強いリーダーが心得ている7つのことだ。
1. 答えをすべて知っていなくてもよい
精神の強いリーダーは、答えられない質問に「分からない」と言うことを恐れない。賢い人や難しい質問を脅威とみなすのではなく、歓迎するものとして扱う。生涯をかけて学ぶ姿勢を持ち、知識を増やすために投資をする。
2. 自分の弱みを認めることが大事
精神の強いリーダーは、自分の弱さを隠すためにエネルギーを使わず、むしろ弱みに真っ向から向き合う。仕事を他人に振り分けるべき時をわきまえており、助けを求めることを恐れず、個人・組織の弱みを改善しようと努める。
3. 改善の余地は常にある
精神の強いリーダーは、「自分は既に精神が十分に強い」とは言わず、常に改善の余地を見いだす。リーダーが何をするかだけではなく、どんな人物であるかも重要だと心得ているので、自己改善を最優先事項とする。
4. 名声よりも大事なのは人格
精神の強いリーダーは、人に好かれようと愛想を振りまくのではなく、正しい行いをしようと心がける。人にどう思われるかを心配せず、本当に大事もの、つまり自分の人格に集中し続ける。だが、自分の価値観に従って生きる偽りのない人であるため、その誠実さは自然と人々を引き付ける。
5. 自分の感情と向き合うことは重要
精神の強いリーダーは、自分の感情を無視したり抑え込んだりしない。個人的な問題について心配していたり、新しいチャンスにわくわくしていたりする時、その感情が自分の下す決定にどう影響するかを鋭く見抜いている。その場しのぎのために不快な気持ちから逃れるのではなく、自分の感情への対処に集中し、健全な方法で対応する。