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テクノからチャート、その他の音楽業界に関する執筆を担当。

Christian Bertrand / shutterstock.com

世界各地で音楽フェスティバルが活況を呈している。企業のマーケティング担当者らはミレニアル世代が多くつめかける会場で、いかにブランドの認知を促進させるかに知恵を絞っている。

かつては音楽イベントに協賛するだけでブランドのPRにつながった時代もあったが、その手の方法はもはや古い。若い世代にアピールするためには彼らのニーズを考えることが重要だ。

ニールセンは先日、「U.S. MUSIC360」と題したレポートを発表し、米国の若い世代の音楽の消費動向を明らかにした。それによるとフェスティバルに参加する人々の49%が、企業から無料でグッズ等を提供された場合、そのブランドに対する好感度は高まると答えた。

ここでいうグッズとはTシャツやサングラス等の品物で、決して高価なアイテムではない。しかし、音楽フェスに参加する若者たちは節約志向が強く、企業から無料の商品提供を受けることを、PR担当者が想像する以上に喜ばしく思っている。

レポートではさらに、47%の参加者がフェスティバル会場で役に立つアイテムを貰った場合、企業の好感度があがると回答した。そのアイテムとはミネラルウォーターや日焼け止めクリームだという。また、46%は無料の音楽サービス(ストリーミング等)へのアクセスを歓迎している。さらに、44%はエアコンの効いた特設テントが好ましいと述べた。

フェスティバル参加者の心に長く残る、マーケティングを行う場合2点が重要だ。まず言えるのは、無料のギフトを贈ることだ。次に大事なのは、何らかのかたちで実用性のあるアイテムを選ぶことだ。フェスティバル体験をより楽しくする、実用性のあるものをあげない限り、せっかくのギフトも即座にゴミ箱に捨てられてしまう。

音楽フェスで企業のブランディングを成功させるためには、それにふさわしい予算とアイデアが必要だ。フェスの参加者たちのニーズをよく考えずにマーケティングを行うことは企業のリソースを無駄に消費し、さらにはブランドイメージを毀損してしまうことにつながる。

編集=上田裕資

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