子供の人身売買と性奴隷の撲滅へ、マリオット・ホテルなど対策強化

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125か国・地域で研修を実施

マリオット・インターナショナルは、ホスピタリティ業界が人身売買と児童買春の問題にどのように対応しているかを示す良い例だ。同社は今年1月1日以降、直営とフランチャイズを含めた全てのマリオット・インターナショナルで働く全従業員に、人身売買に関する研修への参加を義務付けた。

従業員たちに、あらゆる形態の人身売買(労働力としての売買を含む)の兆候を見分けるためのツール、疑わしい場合にどのように責任を持って対応すべきかを判断するためのツールを提供するのが目的だ。

マリオットがこれまでに研修を行った従業員の数は、16万人を超える。同社は今後、125か国・地域にある同グループのホテル6200軒以上で働く約67万5000人を対象に、研修を行う考えだ。

これらのホテルには、シェラトン、ウェスティン、リッツ・カールトン、セントレジス、W、コートヤードなど、マリオット・ホテルの30のブランドが含まれている。

編集=木内涼子

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