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Journalist. Analyst. Futurist. Dreamer.

Photo by Zapp2Photo/shutterstock

暮らしの中に存在するあらゆる電子デバイスに、AIアシスタントが搭載されようとしている。アマゾンやグーグルらが相次いでAIスピーカーを市場に投入する一方で、様々なデバイスが音声操作に対応し、それらは究極的には新たなEコマースの流れを生み出すことになる。

その新たな流れというのが、声でショッピングを行うVコマース(ボイスコマース)の時代だ。ガートナーのアナリストのMarty Kihnは先日のカンファレンスで「2020年までに個人やビジネスにおける消費行動において、バーチャルアシスタントが一定のポジションを占めるようになる」と述べた。

この分野にまず参入を果たしたのは、2011年に登場したアップルのSiriだった。しかし、音声アシスタントをより広範囲に普及させたのはアマゾンのアレクサで、エコー等のデバイスでボイス経由のショッピングを一般化させた。

グーグルもこの流れを追随し、フェイスブックも独自の音声アシスタント「M」の提供をメッセンジャー内から開始した。アップルのHomePodも年内の発売開始が予定されており、7000万人の米国人が購入に興味を示しているとのデータもある。

Vコマース分野で先行したのがアマゾンのアレクサだが、グーグルは「Google Express」と呼ばれる買い物プラットフォームで、アマゾンを追撃しようとしている。

米国の小売業の巨人ウォルマートは先日、Google Expressを通じて生鮮食料品の販売を行うと宣言した。アマゾンとの戦いに長年苦戦し続けているウォルマートは、“敵の敵は味方”とばかりにグーグルの買い物プラットフォームに飛び乗り、200万点以上のアイテムをVコマースで提供しようとしているのだ。

Google Expressには他にもコストコやターゲット等、40社以上の小売業大手が参入を表明している。現状では購入可能なアイテムは4ドルから100ドルの商品に限定されているが、この制限もやがては取り除かれ、航空券やホテルの予約もGoogle Expressで可能になる事が予測される。

小売市場の奪い合いはこれまでEコマースとリアル店舗の間で繰り広げられてきた。それが、モバイルに主戦場を移した後、新たな波として現れたのがVコマースだ。

しかし、音声アシスタントの急激な普及は消費者の間にプライバシー侵害の懸念も引き起こす。筆者の場合は家庭内で自分の声が届く範囲に、3種類のAIスピーカーを置いているが、考えようによってはこれらのデバイスが全て、室内の物音に聞き耳を立てているとも言える状態だ。

先日はペットの監視用にカメラつきのスピーカーを室内に設置していた女性が、そのカメラを外部の不審者に乗っ取られ、スピーカーから不気味な男のささやき声が聞こえてきた様子を動画で公開して大きな話題になった。AIスピーカーの普及により、我々の暮らしはさらに便利なものになるが、セキュリティに関しては一層の配慮が求められるようになる。

編集 = 上田裕資

 

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