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世界37カ国、700万人が愛読する経済誌の日本版

Photo by Michael Loccisano/GettyImages

1981年にアメリカで誕生したMTVは音楽専門チャンネルとして数々のスターを世に送り出してきた。ミュージックビデオやインタビュー、ライブ映像のほかMTVミュージックアワードも開催し音楽ファンたちを楽しませてきた。

しかし、かつてMTV世代と呼ばれた人々が大人になるにつれ、その内容は変化した。1985年にバイアコムに買収されたMTVは、2011年に社名をViacom Media Nerworksに変更した。近年は音楽番組はごくわずかな数に減り、リアリティ番組等が大半を占めるようになっている。

そのMTVが原点回帰の動きを見せている。10月2日、かつて絶大な人気を誇ったライブ番組の「トータル・リクエスト・ライブ(TRL)」がMTVに復活した。番組にはエド・シーランやDJキャレドといった現在の音楽シーンを代表するメンバーが登場した。

MTVはこれに先がけてもう一つの看板プログラムの「アンプラグド」も復活させている。小規模な会場で有名ミュージシャンがアコースティックセットで代表曲を演奏するアンプラグドは、音楽ファンたちに広く愛されてきた。復活後の第1回の番組にはショーン・メンデスが登場したが、今後も様々な有名アーティストの出演が企画されている。

MTVの音楽回帰への流れはまだ限定的なボリュームにとどまっているが、これは非常に喜ばしいことだ。MTVが主力を置くのは今もリアリティ番組だが、このカテゴリの人気がこの先も続く保証はない。TRLやアンプラグドなどの番組は即座に大きな収益を生むものではないかもしれないが、長期的な視野に立った投資としては賢明な選択といえる。

10代の視聴者たちにとっては、TRLやアンプラグドの名前は聞き慣れないものかもしれない。彼らは番組でお気に入りのラッパーの姿を見ることもあれば、全く知らないアーティストを発見することもあるだろう。同時に、懐かしい番組の復活で年齢層の高い視聴者らが再びMTVに戻ってくる効果も期待できる。

MTVがかつての栄光を取り戻せるかどうかはまだ未知数だ。しかし、MTVで育った世代の一人として、筆者はTRLやアンプラグドの復活を大いに歓迎したい。

編集=上田 裕資

 

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