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sarsmis / shutterstock.com

米国のウェディングギフト市場は巨大だ。市場規模は190億ドル(約2.1兆円)にも及ぶが、この分野は旧態依然とした仕組みが残っており、ギフトを贈る側も贈られる側も不満を抱えている。スタートアップ企業「Zola」のCEOのShan-Lyn Maと共同創業者でデザイナーのNobu Nakaguchiは、この不満に応えるために同社を創業した。

Zolaは500以上のギフトの取扱業者と顧客らをオンラインで結び、調理器具メーカーのKitchenAid(キッチンエイド)やダイソンの掃除機等のアイテムをダイレクトに、新郎新婦たちに届けている。Zolaはカップルたちが指定した日にギフトを受け取れるサービスを提供し、ハネムーン等で家を空けている時に贈り物が届いてしまうことを防げる。

さらに、不要なギフトは受け取る前に別のアイテムと交換できる仕組みも提供するほか、ハネムーン資金をギフトの送り手から調達するクラウドファンディングの仕組みも提供中だ。また、モノのギフトだけでなくプロのインテリアデザイナーに部屋の飾り付けを依頼するといった、思い出に残るエクスペリエンスも用意されている。Zolaの売上は今年、1億2000万ドル(約135億円)を突破しようとしている。

創業チームの二人はかつて、オンライン小売業者のGiltグループに勤めており、2013年にニューヨーク本拠の同社を立ち上げる際には、Gilt創業者のKevin Ryanから出資を受けていた。MaはGiltに勤務時代の体験からビジネスを成功させる秘訣を学び、Zolaの運営に活かしているという。

Zolaはこれまでに累計4100万ドルの資金をCanvas VenturesやFemale Founders Fund、Lightspeed Venture Partners 、Thrive Capitalから調達した。Maは今年のフォーブスの「Next Billion-Dollar Startups」に選出された企業の中で唯一の女性創業者だ。

Maはこれまでの経験から投資家にプレゼンをする際には、控え目になりすぎないことが大切であることを学んだという。「私たちの事業はEコマース分野の次世代を切り拓いていくものだ」と彼女は述べた。

編集=上田裕資

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