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消費経済:小売業とそれを改革する人々について執筆

Kzenon / shutterstock.com

メグ・レスニコフとエル・ウォーカーはスタンフォード大学のクラスメートだった。卒業後の二人は、デジタルメディア企業の社員とビジネスコンサルタントという別の道を歩んだが、30歳を過ぎてほぼ同じ頃に母親になった。

他のミレニアル世代の母親たちと同様に、何か困ったことがあればネットで検索するのが二人の習慣だった。

「今でも思い出すのは、赤ちゃんと一緒に飛行機に乗る時のハウツー動画を探してみた時のこと。役に立つ動画が一つも無いことに驚いた。マスカラの塗り方みたいな動画は山ほどあるのに」とウォーカーは言う。

ディズニーの社員だったレスニコフも、同じ思いを抱えていた。彼女と同世代の母親たちの心に響く、率直なユーモアに満ちたコンテンツがあまりにも少ないのだ。2014年に二人は共同でママ向けの動画チャンネル「What’s Up Moms」をユーチューブに開設した。当初から広告で収益化することを考えていた。

「口コミだけで支持を集め、最初の2ヶ月で再生回数500万回を突破した」とレスニコフは言う。その後、企業からの広告オファーが舞い込みはじめ、キッチンやトイレタリー用品のトップメーカー、KOHLER社のブランディングを手がけるようになった。

What’s Up Momsは今年、フォーブスが選ぶ「トップインフルエンサー」の育児部門の1位になった。ユーチューブページを開くと、二人がラッパーのイギー・アゼリアのヒット曲をパロディ化し、再生回数が5000万近くに達した動画「I’m so pregnant」が掲載されている。

しかし、これらの動画は新しい視聴者を引きつけるためのもので、二人が本当に力を注ぐのは、育児や家事がらみのハウツー動画だ。さらに化粧品のクリニークや、菓子メーカーのMottsといった企業の広告キャンペーンも行っている。

What’s Up Momsは今や、ユーチューブの育児チャンネルで最大の視聴者を獲得するまでに成長した。レスニコフとウォーカーは12名のスタッフとともに、100万ドル単位の広告案件を手がけている。最近では、買収提案も受けるようになったが断っている。

チャンネルを立ち上げた当初は、大手メディアとどうやって競い合っていくか悩んだ時期もあった。しかし、What’s Up Momsは外部からの投資を一切受けず、広告営業チームも抱えず、全く初期の段階から黒字化に成功した。

「資金面の心配はしていない。同世代のママたちが見たい動画だけを作っていきたい」とウォーカーは話した。

編集=上田裕資

 

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