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I am an editorial intern with the Asia Channel

pisaphotography / shutterstock.com

カプセルホテルは旅行者たちに、安価な宿泊と新鮮な体験を提供してくれる。最近ではビジネス旅行者の利用も拡大中だ。

カプセルホテルは日本からアジアの大都市に拡大していった。調査会社WiseGuy Research Consultantsは2016年に1億5900万ドル(約179億円)だった世界のカプセルホテル市場が、2022年末には2億2600万ドル(約254億円)に拡大すると予測する。

アナリストは「この分野では日本がパイオニアだが、中国も急速に成長している。今後のカプセルホテルの成長をけん引するのは東南アジアだ」と指摘している。

宿泊予約サイトBooking.comのアジア太平洋地区担当のオリバー・フアは「昨年は多くのカプセルホテルが当サイトのリストに登場した。中国、台湾、シンガポール、ロシアなどが中心だ。予約は日本、台湾、韓国、中国からが多いが、英国からもある」と述べた。

狭苦しい場所になぜそれほど多くの人が泊まりたがるのだろうか。「価格」「柔軟性」そして「新しさを感じさせるデザイン」が3つのキーワードだ。

カプセルホテルの価格は一泊50ドル前後。商業用不動産サービス、ジョーンズ ラング ラサール(JLL)の担当者は「旅の倹約志向が強まっている。必要なのは快適なWi-Fiや充電設備といったものだ。ミニバーやスパ、多様な飲食の選択肢は望まない」と述べた。

香港のカプセルホテルSLEEPの共同創業者アレックス・コットも「カプセルホテルは若い旅行者の新たな選択肢となった」と話す。

カプセルホテルは時間ごとの利用も可能で、空港や都市の中心部にも点在するため、バックパッカーの休息場所にもなる。2015年のマッキンゼーのレポートによると、アジアのビジネス旅行は、世界全体のビジネス旅行消費1兆ドル(約112兆円)の3分の1を占め、今後北米の4倍のペースで成長すると見込まれる。企業が出張費を削る中で、カプセルホテル産業がさらに成長するとの指摘もある。

カプセルホテルは1970年代の日本で誕生し、時代とともに変化した。今では新たなテクノロジーやユニークな体験も提供するようになった。

京都のThe Millennialsは、その分かりやすい例だ。IoTテクノロジーを導入したカプセルルームに加え、ゲストのコミュニティーを促進するコワーキングスペースを用意している。また、「泊まれる本屋」を謳う東京のBook and Bedのような独創的なホテルもある。北京の享睡空間(XiangShui Space)は30分2ドルで滞在できる。

この分野では多様化するニーズを先取りし、そこにしかない個人に合った体験を提供できるかどうかが成功の鍵だ。

編集=上田裕資

 

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