高収入につながる学士号トップ10

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米大学生は今年も秋になると、大学での専攻選びに悩むことになる。収入という要素は、選考を選ぶうえでの唯一の判断基準にしてはいけないものの、無視すべきではないだろう。

報酬調査サイト「ペイスケール」は、キャリア初期(職務経験3年)と中期(職務経験20年)の給与が高い専攻分野のランキングを発表した。上位には、科学・技術・数学・工学系の専攻が入っている。

10位 電力工学

電力工学の卒業生は航空、自動車、コンピューターのハードウエアなど、さまざまな分野に就職する傾向にある。

キャリア初期の年収:6万8600ドル(約770万円)
キャリア中期の年収:11万9100ドル(約1340万円)

9位 認知科学

スタンフォード大学は、認知科学を「哲学・心理学・人工知能・神経科学・言語学・文化人類学を包括する知性と知能の学際的研究」と説明している。

キャリア初期の年収:5万4000ドル(約610万円)
キャリア中期の年収:12万1900ドル(約1380万円)

8位 地球物理学

テキサス大学によると、地球物理学専攻の卒業生は、石油・ガス・採鉱・研究分野の職に就くことが可能だ。

キャリア初期の年収:5万4100ドル(約610万円)
キャリア中期の年収:12万2200ドル(約1380万円)

7位 経済学・数学

経済学・数学の専攻学生は、金融やコンサルティング、研究分野での職務に進むことが多い。

キャリア初期の年収:6万ドル(約680万円)
キャリア中期の年収:12万2900ドル(約1390万円)

6位 船舶工学

米労働省労働統計局(BLS)によると、造船技師は「空母や潜水艦、ヨット、タンカーなどのあらゆる船舶を設計・製造・整備する」仕事だ。

キャリア初期の年収:7万3900ドル(約830万円)
キャリア中期の年収:12万3200ドル(約1390万円)

5位 化学工学

化学工学系の仕事は、食品加工や製薬、衣料品、エネルギーなどさまざまな業界にわたる。

キャリア初期の年収:7万300ドル(約790万円)
キャリア中期の年収:12万4500ドル(約1400万円)

4位 原子力工学

原子力技師は医療診断機器などの製造のために放射性物質を扱う。

キャリア初期の年収:6万9000ドル(約780万円)
キャリア中期の年収:12万7500ドル(約1440万円)

3位 保険数理学

保険数理学は金融や保険業界で活用されることが多く、数学と統計学をリスク評価に応用する学問だ。

キャリア初期の年収:6万1200ドル(約690万円)
キャリア中期の年収:13万800ドル(約1480万円)

2位 保険数学

キャリア初期の年収:5万6400ドル(約640万円)
キャリア中期の年収:13万1700ドル(約1490万円)

1位 石油工学

BLSによると、石油技術者は「地中から石油やガスを抽出する手法を設計・開発する」ことが仕事だ。

キャリア初期の年収:9万4600ドル(約1070万円)
キャリア中期の年収:17万5500ドル(約1980万円)

編集=遠藤宗生

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