また、10億ドルの広告費をソーシャルメディアに投じる広告代理店の一社も、今年7月のフェイスブックとインスタグラムへの出稿費が前年同期比で88%増だったと述べ、8月は73%増だったとしている。これはフェイスブックにとって極めて好調なパフォーマンスといえる。
フェイスブックは今年7月発表の第2四半期決算で93億2000万ドル(約1兆円)の売上を発表した。これは前年同期の64億3000万ドルから45%の売上増だった。シティリサーチの予測通り、次期決算で47%増の売上を達成するとしたら、フェイスブックは再びアナリスト予想を上回る成果をあげることになる。
シティリサーチによると、フェイスブック広告に年間10億ドルを投じる別の広告エージェンシーも、フェイスブックでは広告単価の上昇と新たな広告ユニットの導入による相乗効果で、出稿費用の増加が続いているという。
フェイスブックは第3四半期決算発表を11月1日に予定しており、これはかなり気の早い予測ではある。しかし、投資情報共有サイトのEarnings Whisperもフェイスブックの四半期売上予測を46.6%増としており、シティリサーチの予想とほぼ一致している。シティリサーチはフェイスブックを買い推奨銘柄としている。
シティグループは100万ドル以上のフェイスブックの債券を保有していることを情報開示している。また、同社はフェイスブックに投資銀行サービスを提供している。