究極の過保護 子どもの就職面接に同伴する親たち

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過保護でない支援を

子どもが大学を卒業して新たなキャリアを開始するに当たり、親からの助言が役に立つ可能性は高い。親は子どもの面接の成功や給与の交渉のため、最高のアドバイスを与えたいと思うだろう。

子育ての最終的な目標は「子離れ」であるべきだ。つまり、子ども(特に成人した子ども)を、親なしでの新たな冒険の旅に送り出すことなのだ。

大人になった子どもの就活に干渉したい誘惑にどれだけ駆られても、それはやめよう。不採用、失敗、間違いは「心の筋肉」をつける機会となる。

子どもには、不採用になったときの痛みや、無責任な行動がもたらす結果を、若いうちから経験させるのが最善だ。痛みと苦しみは、人生の貴重な教訓となる。しかし、成人した子どもをあれこれ手助けしてあげていては、悪影響の方が大きい。

子どもの代わりに求人に応募したいとどれだけ思っても、どれだけ面接に同席したいと思っても、絶対に実行しないように。

編集=遠藤宗生

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