3位 河合利樹 / 東京エレクトロン
総合点 94.0
ギャップ 6.0
財務パフォーマンス To Be(適正水準)36.5 As Is(現状水準)32.5
ESGパフォーマンス To Be(適正水準)21.5 As Is(現状水準)22.0
──直近の業績
2017年3月期連結決算売上高は、7997億円(前期比20.4%増)。営業利益は1556億円(33.3%増)、純利益は1152億円(47.9%増)となった。18年3月期予想純利益は1630億円(前期比41.5%増)となる見通し。
──なぜ評価されたのか?
半導体メーカーによる堅調な設備投資で、3期連続で増収増益。2020年3月期までの中期経営計画のもと、営業利益率24%〜26%、ROE20〜25%といった定量目標を掲げ、「グローバル水準の高収益企業」を目指す取り組みも着実に進捗。IoT時代到来に向け、「革新的な技術力と多様なテクノロジーを融合する独創的な提案力」で、付加価値と利益を生み出すストーリーには納得感がある。ガバナンス強化に向けたガイドライン制定等、持続的な成長を支える取り組みもストーリーの説得力を高めている。
4位 大西 朗 / 豊田自動織機
総合点 93.2
ギャップ 6.8
財務パフォーマンス To Be(適正水準)20.0 As Is(現状水準)21.3
ESGパフォーマンス To Be(適正水準)23.5 As Is(現状水準)21.3
──直近の業績
2017年3月期連結決算売上高は、1兆6751億円(前期比1.3%減)。営業利益は1273億円(7.1%減)、純利益は1313億円(32.4%減)となった。18年3月期予想の純利益は1300億円(1.1%減)となる見通し。
──なぜ評価されたのか?
日本初の燃料電池フォークリフト発売など、産業車両のトップメーカーとして業界を牽引。フォークリフト、カーエアコン用コンプレッサー、エアジェット織機では世界シェアNo.1商品を有しているが、さらなる成長に向け、イノベーションの創造に努めている。2050年CO2ゼロ社会を目指すなど、社会課題の解決にも積極的。企業としての成長と持続可能な社会への貢献の両立を目指すバランスのとれた経営を行う。
5位 有馬浩二 / デンソー
総合点 92.6
ギャップ 7.5
財務パフォーマンス To Be(適正水準)27.5 As Is(現状水準)25.6
ESGパフォーマンス To Be(適正水準)33.5 As Is(現状水準)28.9
──直近の業績
2017年3月期連結決算売上高は、4兆5271億円(前期比0.1%増)。営業利益は3306億円(4.7%増)、純利益は2576億円(5.5%増)となった。18年3月期予想の純利益は2600億円(0.9%増)となる見通し。
──なぜ評価されたのか?
地域完結の開発・調達・生産・拡販体制を整備し、グローバルに事業を展開。2017年3月期は前期比増収増益を実現している。ダントツ工場づくりの活動を、国内外のグループ会社へと拡大、DP─Factory IoT 革新室を設置し、20年までに生産性の30%向上を目指すなど、モノづくりのさらなる技術革新と、質的向上にも取り組んでいることを表明するなど、自らの進むべき方向性をわかりやすく開示している。