一度に一つのことだけに集中する
ポジティブな気持ちになれたら、手元の仕事に集中しよう。人間はマルチタスクが苦手なので、生産性を上げるには時間管理と優先事項の整理が必須だ。
大切なのは、ペースを落とし、目の前のことに集中すること。一つ一つの仕事に身を入れて取り組めば、より高いパフォーマンスを発揮することができる。(これと逆なのは、複数のプロジェクトが中途半端で不完全な状態になるパターンだ)
人はいとも簡単に気が散ってしまうものなので、スケジュールにそって脳を働かせるため、集中が必要な時は、メール着信音などに気を取られないよう、電話や通知音は消音モードにすること。ソーシャルメディアのチェックも厳禁だ。
カリフォルニア大学の情報科学者グロリア・マークが行った研究によると、人がちょっとした中断の後に集中し直すには平均26分かかる。失われた26分の間にできたはずのことがどれだけあるか考えてみるとよいだろう。
大きな問題は細分化して考える
大きな問題を細かく分け、小さな問題としてとらえることで、その問題に圧倒されて対処を先延ばししたくなる感情を抑えることができる。
例えば締め切りのある重大なプロジェクトの場合、作業を分解して長い「やることリスト」に落とし込む。そして、各作業を予定に沿ってこなし、全体の完成にむけて小さなゴールを積み重ねる。
一度に一部分だけ対処すれば、一度に全てを終わらせようとするより簡単に物事が解決する。やる気も続き、次のステップに進むことができる。問題解決が容易に感じられると同時に、不安感も抑えられるだろう。
プレッシャーの中でも、冷静に対処することは可能だ。次の会議に向けて落ち着いた対応ができるようがんばろう。