給与の高い米国の職業・業界ランキング

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性別

リンクトインの分析によれば、給与の高い業界では女性より男性を多く雇う傾向にある。業界内の男女比はソフトウエア業界で4.7対1、ハードウエア・ネットワーキング業界で2.3対1、製造業では3.2対1。金融業界では男女の数がほぼ同じだった。ヘルスケア業界では女性の方が多く、男女比は0.5対1だ。

場所

もちろん、職業・業界別の情報だけでは米国内の報酬に関する全体像は明らかにならない。もう一つの大切な要素は、地理的な位置だ。リンクトインは膨大なデータから、同じ職業でも給与の高い地域を割り出した。

例えば、サンフランシスコ都市圏での正看護師の年間給与は6万7000ドル(約740万円)余りで、全米平均より81%も高い。また警察官の給与も全米平均より72%高い6万ドル(約660万円)だ。だが公平を期すために言えば、サンフランシスコの物価は他地域より高く、生活費もその分かさむ傾向にある。

首都ワシントンでは、プログラムディレクターの年間給与は7万ドル(約770万円)で、全米平均より86%高い。シアトルでは、主席ソフトウエアエンジニアの年収は全米平均より48%高い14万5000ドル(約1600万円)だ。

編集=遠藤宗生

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