ビジネス

2017.09.12 15:00

動画ビジネスの「本命」ディズニー参入がもたらす劇的変化


振り返ってみれば、このような垂直統合の流れが起きるのは時間の問題だった。インターネットではコンテンツの権利者が販路を広げることは簡単で、成功したプラットフォームはオリジナルコンテンツに投資を行う。しかし、動画ストリーミング分野で覇権を握れる企業は数社に限られている。

したがって、遅れて参入したプレイヤーたちは明確な戦略を持つことが非常に重要だ。実験的アプローチだけでは不十分なのだ。アップルとフェイスブック、さらにディズニーによる三つ巴の戦いとなったストリーミング市場は今、かつてないレベルの熾烈な競争環境に突入した。

消費者が支持するのは、数社のうちで最も質の高いコンテンツをそろえ、それを革新的テクノロジーで提供する企業だ。十分な顧客ベースを獲得できないプラットフォームは市場から撤退する、もしくは他企業に買収されて消え去る道を歩むしかない。

編集=上田裕資

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