ビジネス

2017.09.12 14:30

マーケティングに最適なSNS 私がインスタを選ぶ理由


3. 金銭的余裕のあるユーザーが多い

インスタグラムは、良質な潜在ターゲット層を獲得する点にも優れている。つまり、金銭的に余裕のある見込み客を集める能力がスナップチャットよりも高いのだ。

インスタグラムのユーザー層は、スナップチャットのユーザー層と比べて年齢層が若干高めだと考えられる。一見するとささいだが、実は重要な違いだ。現在20~30代のミレニアル世代は、10代のジェネレーションZに比べて支出能力がはるかに高い。

資金の投入先としては、商品を購入する金銭的余裕のある顧客層に狙いを定めるのが合理的だ。

4. 深いエンゲージメントが育つ

インスタグラムでは、スナップチャットに比べてターゲット層が見つけやすいだけではなく、見つけたターゲット層とのつながりを育てることができる。スナップチャットは元々短時間の投稿に特化しているため、ブランドと見込み客の間の接触はほんの一瞬だ。一方で投稿が永続的に公開されるインスタグラムでは、ユーザーが過去の投稿履歴をたどり、企業についての全体像をつかむことができる。

さらにインスタグラムでは、投稿が永続的でない場合でもユーザーと企業の間に深いつながりを作ることが可能だ。同社によると、インスタグラムのストーリー投稿では5件中1件の割合で閲覧者から直接メッセージが届き、ユーザーの70%が少なくとも1社の企業をフォローしている。その結果、閲覧数の多いストーリーの3分の1は企業のものとなっており、インスタユーザーがブランドとの接触を求めていることが分かる。

売り上げを生む関係性を構築するためには、こうしたつながりを生むインスタグラムの方がスナップチャットよりも一枚上手であり、業績面でより手堅い選択となる。

結論

これまでさまざまな点を挙げたが、企業のマーケティングに最適なサイトは、チームが一番使いやすいものだ。主要なソーシャルメディアは全て素晴らしいユーザーエクスペリエンスを提供する一方、使い方を習得するのが格段に難しくなった。特に、今年に入って新たなマーケティングチャンネル(宣伝経路)が次から次へと登場していることを考慮すると、自分が自由自在に使えるいくつかのチャンネルを継続的に使用することが鍵となる。

まずはチャンネルとなるソーシャルメディアを1つ選び、その使用法を会得するのが最善だ。私はインスタグラムを選択するが、皆さんはどうだろう?

編集=遠藤宗生

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