「新型iPhoneについて最も期待を寄せる機能は?」との質問に最も多くの回答を集めたのはワイヤレス充電機能だった。回答者の実に47.53% が、ワイヤレス充電に機能に期待すると答えたのだ。また、急速充電機能に対する関心も44%と、非常に高い数値だった。
アンドロイドでは既に様々な端末にワイヤレス充電機能が搭載されているが、さほどの支持を集めていないことを考えるとこの結果は興味深い。また、急速充電機能に関しても現状のiPhoneはそれほど充電に時間がかかる端末ではない。その理由の一つは、他のスマホに比べてiPhoneのバッテリー容量が小さいからだ。
カメラ機能のアップグレードについても関心は高く、41.56%が興味を示している。現状のiPhoneのカメラは既に十分なクオリティと言えるが、暗い場所での画質はグーグルのPixelが上回っているとされ、アップルがさらなる改善を果たすとしたら歓迎すべきことだ。
また、AR機能に対する関心もかなり高い。一体どれほどの人々がARKitのデモ動画を確認したかは不明だが、一部のガジェット好きにのみアピールすると思われたARにも多くの人々が期待を注いでいる。
一方、43%近くの人々が「価格が高すぎると思ったら買わない」と答えている。しかし、一体どの程度の値段になると“高すぎる”のかは不明だ。アップルのスマホは決して安くはない。人々は安いからアップルの端末を買うのではなく、シンプルで操作性が優れていると思うからiPhoneを買い求めるのだ。
来週の発表が期待されるのはiPhone 7Sと7S Plus、そしてiPhone Xと呼ばれる新端末だ。iPhone Xは最新の有機ELディスプレイを搭載し、ワイヤレス充電に対応することが期待されている。しかし、かなり高価な端末になりそうだ。
ただし、今より少し高機能なスマホに対し大きな金額を投資するのは、今では当り前の消費行動になりつつある。高価な端末であっても2年以上も使うことを考えれば、月々の出費はさほどのものではない。また、世界の多くの国々で通信キャリアを通じた割引が行われ、アップルの新端末の売上を押し上げようとしている。