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2. 「課題や変化を通し、自分を成長、さらには変貌させる」

変化は成長を促す。サンドバーグによると、死別や失敗の経験を通して人生で成長する過程は心的外傷後成長(PTG)と呼ばれ、「私たちが思うより多くの人が体験している」という。

「トラウマから回復するときに得る見識と自信は、回復そのものだけでなく、人が以前より強くなる上で非常に重要。心的外傷後成長を促すには、人々の回復を支援し、必要な時間を与えなければならない」

サンドバーグは、心的外傷後成長を可能にするためには、休暇制度の改善が必要だと指摘する。「休暇制度の現状は劣悪。有給休暇はとても重要です。フェイスブックでは20日間の忌引休暇を用意しています。会社が重大な時期にある人々を支援することは、重大な違いを生むのです」

一般的な忌引は3~5日間だが、これでは全く心を癒やせない。従業員がゆっくり職場に帰ってこられるよう支援を強化すれば、癒やしのプロセスを「恥ずかしいこと」とせずに見識を得る成長経験として扱い、完全な回復を支援できる。

3. 「マインドフルな感謝の気持ちを学び、実践すること」

逆境に陥る前でも、リーダーはチームの回復力を鍛えることができる。まずは良好な関係を構築し、チームの重要性を認め、その関係に感謝する。前向きな感謝の文化を育てる上で、人に頼り、共感することは欠かせない。

サンドバーグは、感謝の気持ちが人生や、トラウマを受ける前の成長、強固な人間関係構築に重要だと指摘する。彼女は失ったものからの回復を通じ、今あるものに感謝することを学んだ。「私たちはトラウマから立ち直ると、感謝の気持ちを学びます。深い感謝の気持ち。私は今、これを持っています。マインドフルな感謝です」

リーダーは前もって従業員の回復力を育て、苦境に陥ったら従業員を支え導く必要がある、とサンドバーグは強調する。回復力は、課題に対して一歩踏み出すことを私たちに教えてくれる。苦境に恐れず立ち向かい、克服過程で達成する成長や強さを大切にすべきだ。

編集=遠藤宗生

シェリル・サンドバーグデル

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