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コスロシャヒ夫妻 (Photo by Scott Olson/Getty Images)

米配車サービス大手、ウーバーの最高経営責任者(CEO)に新たに就任したダラ・コスロシャヒが会社を立て直す唯一の方法は、ここで紹介する3つの大胆な施策を即座に実施することだ。

生産性の向上、従業員の士気や離職率の改善、訴訟での敗北の減少などの効果を生むこれらの施策の価値は、1つ当たり30億ドル(約3300億円)は優に超える。同社の新リーダー就任を祝うため、無料で100億ドル(約1兆1000億円)相当のアドバイスを提供しよう。

1. 「ゴーダディ」の例に倣う

米ドメイン登録大手ゴーダディ(GoDaddy)のブレーク・アービングCEOは、想像もできないようなことをやってのけた。同社が毎年スーパーボウルで流していた性差別的な広告をやめ、かつては差別や士気の低さが報告されていた職場を尊重される場所に変えたのだ。その結果、同社では「ビジネススクールで称賛され、他社がまねする」(米紙ニューヨーク・タイムズ)文化が醸成された。

同社の上級副社長のデブラ・ワイスマンは先日、同紙に対し「私たちが行ったことで最も重要だったのは、自己認識の有無は別として、誰しも偏見を持っていることを会社が認め、普通のこととして扱ったこと」「従業員が『私は無意識に不公平なことをしていると思います』と言っても許される環境を作る必要があった」と話した。

トラビス・カラニック前CEO率いるウーバーの会社としての評判は、ゴーダディよりもさらに低かった。聡明(そうめい)なリーダーは良きリーダーシップの例に従う謙虚さを持っている。コスロシャヒ新CEOはアービングの例に倣うのが賢明だろう。

ウーバーの企業文化がセクシュアルハラスメントを容認し、助長しているとの記事をまた書かれる余裕は、同社にはない。

2. ウーバーの価値観をウェブサイトに掲載する

ウェブサイトは企業が世界に向ける「顔」だ。企業はサイトを通じ、自社の事業や、その商品を買うべき理由を消費者に知ってもらえる。

世界で大きな成功を収めた企業の多くは、会社の価値観をウェブサイトのトップページに掲載している。ただの言葉と言われればそうだが、こうした言葉は道徳的な権威と説得力を備えている。世間に対して「私たちが支持することはこういうもので、自分たちの言動には説明責任を持ちます」と宣言しているのだ。

賢い企業は、従業員を対象とした行動規範を消費者が簡単に読めるようにもしている。ウーバーを次の段階へ進化させたいのであれば、コスロシャヒは即座に同社の価値観と行動規範を公開し、あらゆる人が簡単に読めるようにするべきだ。

編集=遠藤宗生

 

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