その会社、本当に自分に合っている? 転職前に見極める6つの方法

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4. その職場で働きたい真の理由は

人材紹介・トレーニングサービスを提供するアドラー・グループ(The Adler Group)の創業者でベストセラーライターのルー・アドラーは「もちろん給料だけが理由で内定を受ける場合もあるが、転職が必要性ではなく願望から生じたものであれば、一度ペースを落とし、新たな企業で働きたい理由を考えることを強く勧める」と語る。

「今の会社から逃げ出したいのか? 給料を増やしたいのか? より多くの時間を好きな仕事に使えるからなのか? こうした質問は、内定承諾前に自問すべき重要な問題だ」

5. 本当のあなたを高く評価してくれるか

私たちは「評価」を何十年にわたり研究してきたが、評価が従業員のエンゲージメント、熱意、パフォーマンスに大きな影響を与えるとする証拠が、調査をするたび増えている。

内定承諾前には、従業員の評価方法について採用担当者に質問するだけでなく、実際の従業員に対して仕事で評価されていると感じるか、何を評価されていると思うかを質問しよう。(現従業員はソーシャルメディアで簡単に見つかる)

6. リーダーに付いていきたいか

ベストセラー『The Potential Principle(才能の原則)』の著者、マーク・サンボーンは「私たちは周囲に良い印象を与えることに集中するがあまり、周囲から受ける印象を分析するのを忘れてしまうことが時々ある」と話す。

「内定承諾前に企業のリーダーを調査し、給料抜きで考えた場合もついていきたい人物かを自問する。さまざまな指示を出すのはリーダーだ。その導く道を信頼できなければ、他の職場を探した方がよい」


多くの場合、自分に最適な職場かどうかを確実に知るのは難しいが、自分に残酷なほど正直になることも就職活動の一部だ。そのためには、自分の希望を理解し、面接で適切な質問をする意思を持つことが必要になる。

自己に厳しくなり、ここで紹介した点を自問すれば、夢の仕事をつかめるかもしれない。

編集=遠藤宗生

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