使うほどに味が出る、「リモワ」のケースの魅力

1950年、過酷な条件下でも耐えうるケースとして開発された「トパーズ」シリーズ。中の蛇腹を外して付属のクロスベルトを取り付ければ、小旅行用のミニケースとしても使える。TSAロック。5年間の保証付き。「トパーズ ビジネスマルチホイール」。42×44×20cm。4.4kg。26.0L。¥100,000( リモワ/リモワ サービス 072-994-5522)(photograph by Masahiro Okamura)


小暮:さらに言えば、リモワはスーツケースのブランドが、ラグジュアリー化に成功した好例だと思いますよ。

森岡:そうなんですよ。所有欲を満たしてくれる。だから女性にも人気。アルミニウム製のモデルは、男性が好きな要素が入ったケースだと思いますが、女性が所有してもカッコいい。クルマでいえば、マセラティを運転する女性に似ていると思います。使っている人に「コイツ、そうとうスゴイな、よくわかっているな」と思わせる性能と佇まいがある。

小暮:2000年に発売された、ポリカーボネート素材の「サルサ」ではいろいろなカラーを生み出して、完全にファッションアイテムに。あれで女性の愛用者も一挙に増えました。

森岡:この「ビジネス マルチホイール」はホイール付きでは最小サイズで、航空機内に持ち込みができます。中の収納が蛇腹式になっていて、書類をストレスなく持ち運べます。

小暮:ビジネスマンの持ち運ぶガジェットや書類は増える一方なので、これはいいですね。パソコンケースまで付いていますね。丈夫なので、安心して収納できる点もうれしい。

森岡:このサイズは、海外旅行だけでなく、国内出張でも使えますよ。スマホを頻繁に使うので、こうした自立できるトランクケースはとても便利ですね。

小暮:どうしてもビジネスマンは黒っぽいバッグを持ちがちですが、日常づかいにアルミニウムのバッグを持つのもいいですね。

森岡:そうですよ。マセラティと同じで、所有欲を満足させてくれるケースです、絶対に。


森岡 弘(左)◎『メンズクラブ』にてファッションエディターの修業を積んだ後、1996年に独立。株式会社グローブを設立し、広告、雑誌、タレント、文化人、政治家、実業家などのスタイリングを行う。ファッションを中心に活躍の場を広げ現在に至る。

小暮昌弘(右)◎1957年生まれ。埼玉県出身。法政大学卒業。1982年、株式会社婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。83年から『メンズクラブ』編集部へ。2006年から07年まで『メンズクラブ』編集長。09年よりフリーランスの編集者に。

文=フォーブス ジャパン 編集部

この記事は 「Forbes JAPAN No.38 2017年9月号(2017/07/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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