失敗がリーダーを成長させる4つの理由

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今あるものへの感謝の心が高まる

事業や人生、人間関係を成功させるのは難しい。もし早い段階で苦しみもがいた経験があれば、その後に得られる成功は、より意味のあるものとなるだろう。簡単に言えば、苦労した分だけその成果を大切にできるということだ。これは起業家にだけ当てはまることではない。苦労して今の地位を得た人なら誰にでも言えることだ。

感謝の気持ちは、成功し意義深い人生を築くために必須の資質の一つだ。感謝の言葉を伝える人と総体的な幸福には強い関連性があるという研究結果がある。

失敗は決して楽しい経験ではないが、私たちをより幸せにし、残りの人生をより良く生きようとさせてくれるのであれば、そこまで悪い経験ではないのではないか?

「楽な」環境から脱却させてくれる

失敗することで、人は自分のコンフォートゾーン(楽な領域)から出て、考え方を変えざるをえなくなる。重量挙げを例に挙げると分かりやすい。重いものを持ち上げる苦労をしなければ、ウエイトは軽いままだ。リーダーシップの成長は、筋肉の成長に似ている。耐久力を培い、失敗を恐れず努力しつづけることで人は強くなれる。

一流のビジネスリーダーは皆、失敗を経験している。何が間違っていたかを理解し、コンフォートゾーンから離れ、前へと進んできた人々だ。事業の失敗を単に残念な出来事としてとらえるのはたやすいが、1度の挫折で逃げ出してしまっては、その後もずっと過去の失敗に取りつかれてしまうだろう。

最高のリーダーになれるのは、失敗から学べる人だ。大小関わらず、どんな失敗にも学ぶべきことがあると肝に銘じておこう。

編集=遠藤宗生

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