デジタルマーケティング関連の情報に特化したブログメディア「DIGIDAY(ディジデイ)」によれば、米国で昨年出産した女性およそ150万人のうち、90%近くはミレニアル世代が占め、その割合は10年前と比べると、50%増えている」。
この女性たちは長期間にわたって教育を受け、卒業後のおよそ50年間にわたってキャリアを追求していくための準備を整えてきたことは言うまでもない。その彼女たちが、フルタイムで母親の役割に専念するか、仕事をするかを選択しているのはなぜなのだろうか。
生まれたばかりの子を持つ母親たちの多くは、仕事に関する希望はどのようなものであれ、持つこと自体が自分勝手なことのように思えてしまうという。さらに、キャリアに関する夢を語れば、最も信頼している家族や友人たちからでさえ、批判を受けるのだという。また、出世の階段を上るミレニアル世代の女性たちの多くは、背中に赤ちゃんを背負ってその階段を上ることを受け入れない企業で働いている。
女性たちは、そうして厳しい決断を迫られている。だが、現代の世界には、企業世界を捨てて「マムプレナー」になるという新たな選択肢も生まれている。
母親たちに最適のビジネス
母親たちはビジネスウーマンとしての、そして家計のニーズも同時に満たすための自らの可能性を探るべきだろう。母親としての役割を果たしながら手掛けることができる仕事は数多くある。小規模企業向けの融資を行う米ファンデラ(Fundera)によると、お勧めの仕事の中には次のようなものがある。
・ ソーシャルメディア専門家
ソーシャルメディアは小規模ビジネスの多くを後押しするものとなることが分かっている。そして、ミレニアルの大半はこの新しいデジタルメディアに精通している。専門家としての仕事を始めるにあたって新たに知る必要があるのは、ソーシャルメディアをクライアントにとっていかに効果的なものにするかという点だけだ。
また、この仕事のいいところは、子供が寝た後の午後10時ごろにパジャマ姿のままでもできるということだ。