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コントリビューティング エディター


中山は学生時代に「パジャコレ」を手がけた後、リクルートキャリア、スタートアップの取締役を経て、起業を決意。しかし、2人に連絡をとった段階では具体的に“何をするか”が決まっておらず、中川、佐藤とのディスカッションを通じて、自分の特性を活かした事業アイデアを落とし込んでいったという。

「僕は普段、多くの起業家と会うのですが、ほとんどの人はどういった事業がイケてるか、儲かるタイミングなのかどうかを重要視していて、“自分がその事業をやる理由”を考えていない。ただ、中山さんは目指す世界観とアウトプットが直結していなければダメという意識が強くあり、一般的な起業家とはタイプが異なる。投資家として、シンプルに応援しやすいな、と感じました」(中川)

WeWorkとは違った強みがあると思った

中川が言ったように、投資家が出資の判断をする際、起業家の“人柄”も判断のポイントになるが、決してそれだけではない。事業に可能性を感じられなければ、出資の決断には至らない。佐藤、中川の両氏はSHEのどこに可能性を感じたのだろうか──。

佐藤はWeWorkを例に出し、こう語り始める。

「自分の会社のサンフランシスコ支社がベイエリアのWeWorkに入居していたこともあって、単純に事業家としてWeWorkに興味がありました。それでWeWorkのモデルが日本で機能するか、をずっと考えていたんです。結論として出てきたのは、WeWorkの強みは世界中に急ピッチでコワーキングスペースの数を増やす“スケーラビリティ”を支える、データカルチャーや技術にある実際の入居者からの観点で言うと、言われているほどコミュニティの強度があるわけではない。とはいえ、日本の市場に集中していく上でスケーラビリティ、効率性を擦るのは少し違うのかな、と」(佐藤)

考えた末、佐藤が出した答えは「日本流のアレンジ」だった。コワーキングスペース内でスキルが伸びるための仕掛けや仕事が共有される仕掛け、承認や帰属の感覚を持てる仕掛けが重なれば成功する、と感じていたのだ。

「日本ほど、お稽古・習い事市場が発展している国はないと思いますよ。新しい知識、スキルを学びたい、という意識が他の国より強い。そういう意味で、レッスンクラブとコワーキングスペースの両方を手がけているのは、面白いと思いました。10年続ければ、絶対にうまくいくビジネス。多くの人は2〜3年で辞めてしまうかもしれないけど、SHEは中山さんの問題意識から生まれた企業。ずっと事業を続けてくれそうだなと思ったのも、ひとつのポイントです」(佐藤)

さらに、中川がこう続ける。

「以前、僕が女性サービスを手がけていた際、“自分の好き”を追求して、いろんな働き方を実践する女性と出会う機会があったんです。彼女たちと話してみて感じたのは、コミュニティ的なつながりを求めている人がたくさんいる、ということ。日本でコミュニティを作るのは、なかなか難しいのですが、SHEはコミュニティとして機能しそうだな、と。そして事業は“辞めないこと”が成功の秘訣なので、佐藤さんと同じように中山さんであれば、それができると思いました」

今後、SHEは「SHEworks」の拠点を5年で30箇所に増やすことを目標としている。

「21世紀を生きる女性の働き方をサポートしていくためには、拠点がひとつだけでは足りない。それなりの規模があってこそ解決できる課題もあると思うので、日本全国に拠点を構え、激動の21世紀を生きる女性たちのキャリアを力強く支援していきたいです」(中山)

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ちなみに、「SHElikes」では8月31日に佐藤、中川の2人が登壇するイベントも開催される予定だそうだ。

編集=新國翔大 撮影=小田駿一

 

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