実は電話の盗聴や位置の特定が可能なUSBケーブルは様々なオンラインストアで売られている。精巧なデバイスではないが第三者が通話を傍受したり、大まかなスマホの位置の特定が可能になっている。
悪用される危険が大きい機能の一つとして、スマホの周辺の音量が一定のボリュームを超えると事前に指定した電話番号に、密かに通話を発信するというものがある。つまり第三者に室内の会話が聞かれてしまうことになる。
こういった機能を持っているのはケーブルだけでない。コンセントにさすUSBアダプターにも同様のSIMカードスロットを備えたものがある。これは企業の会議室に密かに設置されている可能性もある。
また、理屈の上では、スマホ内の全データをダウンロードして第三者に送信可能なデバイスが販売されている可能性もある。Wi-Fiや4Gが使えるようなケーブルであれば、深刻な情報漏えいにつながりかねない。
一般のユーザーが気をつけるべきなのは、信頼できない場所での充電はしないことだ。また、信頼できない人からケーブルを借りることも避けるべきだ。