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2017.08.21 07:00

経済が最も急成長する米国の大都市圏トップ10

1位 グランドラピッズ(sevenMaps7 / shutterstock)

1位 グランドラピッズ(sevenMaps7 / shutterstock)

経済とは、マクロ視点から見ようとミクロ視点から見ようと、最終的には物の売買と、生計を立てるために仕事をする人々に行きつくものだ。米国のさまざまな地域を見てみると、一部の大都市圏では他より早いペースで労働者が増えていることが分かる。

本記事では、経済が最も急成長している場所を知るため、米労働統計局(BLD)が公表したデータに基づき、2015年から2016年にかけての雇用増加率で大都市圏を順位付けした調査会社ヘッドライト・データ(Headlight Data)の分析結果を参照した。

経済が急速に成長している大都市圏トップ10は以下の通り。

1位 グランドラピッズ(ミシガン州)
2位 オーランド(フロリダ州)
3位 ナッシュビル(テネシー州)
4位 シャーロット(ノースカロライナ州)
5位 ソルトレークシティー(ユタ州)
6位 リバーサイド(カリフォルニア州)
7位 ローリー(ノースカロライナ州)
8位 ジャクソンビル(フロリダ州)
9位 サンフランシスコ(カリフォルニア州)
10位 オースティン(テキサス州)

1位となったのは、ミシガン州グランドラピッズだ。この都市圏には同州ワイオミング市も含まれる。BLSによると、2015年から2016年の同都市圏の雇用増加率は4.4%だった。なお、同時期の米国全体の雇用増加率は1.7%だ。グランドラピッズ市の文民労働力人口は今年5月時点で57万5563人。雇用増加率の上昇幅も全大都市圏で2番目に高い0.86ポイントとなった。

2位につけたのは、フロリダ州オーランドだ。都市圏にはキシミーとサンフォードが含まれ、文民労働力人口は130万人余り。2016年の前年比雇用増加率は4.2%だった。

3位はテネシー州ナッシュビルで、雇用増加率は4%。雇用増加率の上昇幅は全大都市圏で最大の1.84ポイントだった。

ヘッドライト・データはさらに、経済成長が遅い大都市圏も分析した。成長率が最も低かったのは、オクラホマ州オクラホマシティーだ。文民労働力人口は66万6000人に減少。雇用は前年比0.8%減で、成長率は2.33ポイント下がった。

オクラホマシティーの次に雇用減少率が高かったのは、テキサス州ヒューストンだ。同都市圏にはウッドランズやシュガーランドが含まれ、文民労働力人口は330万人余り。雇用は0.3%減少し、成長率は2.23ポイント下がった。

編集=上田裕資

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