ビザスク社長が「家事代行」無料利用制度を導入した理由

Iakov Filimonov / shutterstock.com


起業して変わったなと思うのは、物欲がなくなったこと(笑)。雇われていたころは、頑張った褒美として高価なアクセサリーや服を購入していました。ストレス解消もあったかもしれません。もちろん、スタートアップはスピードが命だから焦ることもあるし、社員を抱えているプレッシャーも大きい。目の前の霧が少し晴れるたび、目指す山の高さに呆然とすることもあります。

でも、「昨日の私より今日の私のほうが少し成長した!」と思える日々は、かけがえがありません。人生は思ったより長いし、思ったより短い。人生100年、やりたいことは諦めずにトライしたい。同時に、やれる時間というのは実は“いま”しかないから、そのタイミングを逃さないでいたいですね。

端羽英子のある1日
6:00 起床
6:00〜7:10 食事や娘の世話
7:10〜8:00 仕事準備
8:30 出社(始業は10:00)
10:00〜12:00 会議
12:00〜13:00 ランチ
13:00〜19:00 会議
19:00〜20:00 採用面接
20:00 退社
20:30 帰宅
20:30〜21:30 娘との時間
0:00 就寝

〈端羽英子が大切にするもの〉



文房具

イタリアに旅行したとき、あまりに可愛くて大量買いしたFABRIANOの手帳とペン。会議などで重宝しています。いちばん下のタイムスケジュール帳は伊東屋で購入したもので、毎朝これでTO DO管理をしています。

アクセサリー

手元や自分の目から見える範囲が華やかだと気持ちが潤うので、ネイルやアクセサリーは欠かせません。指輪とネックレスはマリーエレーヌ・ドゥ・タイヤックのもので、前職で多忙な時期、頑張った褒美としてひとつずつ購入していました。


はしば・えいこ◎1978年、熊本県生まれ。東京大学経済学部を卒業後、投資銀行、外資系消費財メーカーを経て、MITに留学しMBAを取得。帰国後、離婚し、シングルマザーに。投資ファンドで5年間勤務したのち、2012年にビザスクを設立。

文=堀香織

この記事は 「Forbes JAPAN No.37 2017年8月号(2017/06/24発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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