例えば、「Bullet Time」や「Pitch Day」といった施策がある。
Bullet Timeは1週間の業務時間のうち、4時間を自由に使っていいというもの。考え方はグーグルの「20%ルール」と同じだ。その時間は、クイックンローンズの事業に直接関係がないサービスの開発に充ててもいい。自由に自らのアイデアを試す時間を設けることで、従業員の働きがい向上につなげる意図がある。
Pitch Dayは社内のビジネスコンテストのようなものだ。自社の事業をさらに成長させていくビジネスアイデアをチームで考え、約300人の従業員の前で発表する。最優秀賞を獲得したチームは、有給休暇が与えられ、実際にビジネスアイデアを具現化させていくことが求められる。こうして定期的に新規事業を創出する機会を従業員に与えているのだ。
そのほか、毎月、最大20人の従業員がクイックンローンズのCEOであるウィリアム・エマーソンと一緒にランチを食べる会を設けている。そこでは、CEO自身についてのことから、社内で起きている些細なこと、また会社をどうやって良くしていくかといった議論のやり取りまで3時間ほど議論が行われる。
企業は従業員に出来る限り、長く働いてほしい。クイックンローンズは従業員専用のフィットネスセンターをつくり、健康面をサポート。また、医療保険の適用範囲も広くすることで、万が一何かあった際も安心して働けるようにしている。
クイックンローンズの「長く、安心して働ける環境づくり」
・独自のリーダーシップ開発プログラムを導入
・不妊治療と自閉症も医療保険の適用範囲内に
・健康的に働けるアメニティを用意