起業家が陥る8つの失敗 手遅れになる前に学ぶべき教訓とは

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4. 自尊心を手放し、人を頼る

自分は何でもできると思っている人はあまりにも多い。素晴らしい製品が作れる人が、その製品のマーケティングやPR管理、サプライチェーンの最適化もできるとは限らない。アイデアを成功に変えるには他者の支援が必要だ。

理解できないことを自力で学ぼうとせず、質問し、話を聞き、仕事を振り分けること。他者のアイデアや専門性を活用すれば、より速く前進できる。

5. 休暇を取る

起業家としての成功は血と汗と涙の結晶だ(血は流さない方がいいと思うが)。だがそれでも最終的には、自分の時間も必要だ。休暇を取って家族や友人と過ごすことには何も問題はないし、その方が良い。仕事から離れて大切な人と過ごす時間ほど、英気を養うのに効果的な方法はなかなかない。

6. 回り道を受け入れる

成功する起業家は、目的を柔軟に捉え、攻略できそうな隙間を探し、見つけたらそこに入り込む。ツイッターも実は「オデオ」と呼ばれるポッドキャスト作成・共有サイトから始まった。成功までの過程では、都合が悪く予想外な回り道に直面することが多いが、その道を進むことを恐れてはいけない。

7. 即座に行動する

自分のやり方を改善できると思ったら、それまでのやり方を続ける理由はない。待てば待つほど、競争に乗り遅れてしまう。だが新しい手法を即座に導入すれば、必要な競争力が得られる。

フィットネス指導者向けにビジネス支援サービスを提供する企業、ウェルシー・コーチ・アカデミー(Wealthy Coach Academy)を起業したスターリン・グリフィンはこう語っている。「多くの人は、結果が出るまで時間がかかると考えているが、それは違う。人は行動を起こすまでに不必要な時間をかけているだけで、今すぐ行動すれば結果は即座に出る」

8. 挑戦過程に喜びを見出す

「〇〇を達成すれば成功して幸せになれる」と考えるのは簡単だが、自分の幸福度が目的地によって左右されるようでは、幸せになること自体が難しいだろう。目標達成の計画は時間とともに変わるものだし、ひいては目標自体も変わるかもしれない。

目的地からの距離で幸福度を決定してはいけない。発見と努力の過程を楽しめば、自分のしていることに対してはるかに大きな満足感を得られる。

編集=遠藤宗生

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