業界を変更するミレニアル世代に2番目に人気だったのが医療・製薬分野だ。ベビーブーム世代の長寿化や技術の進歩に伴い、医療分野は成長を続けている。またリンクトインによると、同業界ではミレニアル世代が好む手厚い福利厚生と仕事の安定性も手に入る。
逆にミレニアル世代が最も離れた業界は小売・消費財。第2位は政府・教育・非営利分野だった。
リンクトインのアナリスト、ディアン・トッキーは「小売業界では未経験者向けのポジションが非常に多く、最下層が厚い傾向にあるため、ミレニアル世代がキャリアの進展に伴い業界を離れるのは驚くべきことではないかもしれない」と述べている。
政府関連職でのミレニアル世代の減少理由は小売ほど明白ではない。米紙ワシントン・ポストによると、連邦政府機関の閉鎖やレイオフ(一時解雇)、賃金の凍結、もどかしい採用プロセスなど、この業界の抱える厳しい現実が影響しているとのことだ。