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2017.08.22

世界のニュースを読みこなすための「1言語1000語」勉強法

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単語を暗記するときのポイントは、1単語1和訳。複数の意味を持つ単語は数多くありますが、私は自分が最も覚えやすい和訳を1つだけ選びます。理由は単純で、1語でたくさん覚えようとすると複雑になり、覚えきれなくなるからです。

例えば「make」という動詞の場合。自動詞と他動詞の両方があり、他動詞だけでも「~を作る、構成する、~の状態にする、準備する、用意する…」と様々な訳が辞書にのっていますが、私は最初に書かれている「~を作る」をピックアップして、それだけを覚えていきました。完全に暗記して使えるようになってから、2つ目、3つ目の意味を覚えていけばいいのです。

マスターした単語は、積極的に使うことで自分の中に定着していきます。恥ずかしいという気持ちに蓋をして、小学生レベルの内容でいいから、積極的に書く、話す機会を作りましょう。

毎日1時間などまとまった勉強時間を取るのが難しい私は、電車の中や待ち時間などすき間時間を有効活用しています。例えば、移動時に日本語+英語+ロシア語の併記でフェイスブックに投稿したり、スケジュール帳を2冊持って、1冊はロシア語のライティング学習用に使うなど。日記と違って予定を書くには内容で悩まないため、無理せず続けられています。そして、週1回はカフェで個人レッスンを受け、強制的に会話をするようにしています。

こうしてマスターした単語が1000語を超えるようになる頃、気づけばニュースを読んだり聞いたりすると「大枠意味が分かっている」状態になっているのです。お試しあれ。

文=秋山ゆかり

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