部下からみた「上司に足りないスキル」2選

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外交力を磨くには

外交力とは、肯定的かつ戦略的、効果的なやり方で人々と協働し、関係を築く能力だ。国際的な場だけでなく、管理職が自分のチームと共に働きコミュニケーションを取る際にも必要となる。

部下とのコミュニケーションで外交力を発揮するには、次のような方法がある。

・定期的にコミュニケーションの機会を作り、進捗や重要事項についての最新情報をチームに伝える。

・可能な限りオープンかつ正直でありつつ、機密情報の扱いには気をつける。

・個人やグループによってコミュニケーションを適切に調整する。

・自分が次に何を話すかではなく、相手が何を言っているのかに集中し、「アクティブリスニング」の練習をする。

・意見を言う前に、状況や問題をあらゆる面から理解しようとする。

・チーム内やチーム間での関係強化に努める。

・怒りを煽ったり、失礼だったり、事情を把握していないと思われたりするような言い方ではなく、思慮に富み、穏やかで、相手への敬意を示す言い方をする。

・自然体を保ち、チームにあなたの人となりを知ってもらう。

コミュニケーション能力や外交力を高めようとして、上司らしくあろうと頑張り過ぎると、あなたらしさが無くなってしまうので注意しよう。

「正直で、共感できる存在になること。また時には、弱みも見せるべき」とハードは言う。「誤りは人の常。部下はあなたが完璧ではなく、自分にも完璧を求めていないということを知りたいものだ」

編集=遠藤宗生

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