大卒「資格」不要で高給の米国の仕事トップ10 1位は年収1300万円超

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必要な時間や根気、資金が足りず、4年制の大学に通って学士号を取得することができなくても、高額の収入を得られる職種はいくつもある。さらに、それらは応募条件もそれほど厳しいわけではない。

米国内で給料が高い仕事の多くが応募の際の必要条件とするのは、大抵は高卒資格か2年制の大学で取得できる準学士号、または中等教育(高卒)後教育機関の修了証書を保有していることだ。

ビジネスニュースサイト、ビジネス・インサイダーが米労働省労働統計局(BLS)のデータを基に報じたところによると、4年生の大学を卒業しなくても就くことができる仕事のうち、2016年に最も高額の収入を得ていたのは航空交通管制官。年収(中央値)は12万2410ドル(約1360万円)だった。

また、大学に通い、さまざまな資格を取得しておく必要がありそうに思える原子力発電所の原子炉運転員になるために必要なのは、高卒または同等の資格だ。この職種の年収は昨年、9万1170ドルだった。同じ資格で応募できる仕事は、この他にも多数ある。

以下、2016年に最も高額の年収を得た学士号を必要としない職種と年収(中央値)のトップ10を紹介する。ただし、「*」を付けた職種は准学士号の取得を必要とする。

1. 航空交通管制官*── 12万2410ドル(約1369万円)
2. 原子力発電所・原子炉運転員── 9万1170ドル
3. 物流(輸送・保管・流通業務)管理職── 8万9190ドル
4. 第一線捜査官・監督者── 8万4840ドル
5. 電力会社送電・配電業務── 8万1900ドル
6. 放射線療法士*── 8万160ドル
7. 原子力技術者*── 7万9140ドル
8. エレベーター設置工事・修理── 7万8890ドル
9. 刑事・犯罪捜査官── 7万8120ドル
10. 民間航空会社パイロット── 7万7200ドル

編集=木内涼子

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