以下に、仕事のオファーを受ける前にダメな上司を見極める7つの方法を紹介する。
1. 面接に遅れてくる
私はある時、採用を担当する管理職のオフィスの外に座り、自分の面接を待っていた。彼は面接予定時刻の45分後に現れると、うんざりといった様子で「また面接か。やることが山積みなのに」とこぼした。彼は私の面接を忘れていただけでなく、自分の仕事を嫌っていた。危険な組み合わせであり、避けるべき上司だ。
2. 面接で不快な質問をする
面接で、子供の数や既婚かどうかなど、不快な質問をされることはあるだろうか? 採用担当者は、人種、宗教、出生地、性的指向、性自認、心身の障害などについての質問をするべきではない。このような質問をする管理職は訓練や経験が不足しているか、倫理面で問題がある可能性もある。
3. 他の社員から避けられている
採用を担当する管理職のオフィスや面接会場の会議室に向かって廊下を歩く時、他の社員がその管理職に対しどんな態度を取るかに注目しよう。足早に立ち去ったり、つい立ての後ろにさっと身を引いたりしていないか? 他の社員がその人を恐れたり避けたりしていないかを観察しよう。
4. 面接に集中しない
採用を担当する人は、候補者との面接に100%集中するべきだ。面接中にメールをチェックする、電話に出る、メールを打つ、誰かと話すなどの危険信号に注意しよう。面接中にあなただけに集中してくれない上司の下では働いてはいけない。
5. 難しい質問をしない
適材を見つけるには、話をしっかりと掘り下げ、質問をする必要がある。そのため、知識、スキル、経験について難しい質問をしてこない管理職は要注意だ。本来ならば「~の場合、どうしますか」といった質問であなたのスキルを試したり、経歴についてなるべく多くのことを知ろうとしたりするべきだ。難しい質問をされない場合は、疑ってかかろう。
6. その職務での成功には何が必要かを明示できない
人材採用を決める管理職は、あなたが面接を受けている職務で成功するにはどうしたらよいかを知っているべきだ。これには、必要となる知識、スキル、経験、学歴、心構えなどが含まれる。また、その仕事で成功した人や、その成功の鍵となった特性についても語れるべきだ。このような情報を知らない人は、採用責任者になるべきではない。
7. 目標やビジョンがない
採用を担当する管理職が、自分の部署のビジョンや目標をはっきりと述べられなければ、それは問題だ。自分が何をしているのか分かっていない上司の下では誰も働きたくないだろう。
悪い上司を見抜く最高のタイミングは、仕事のオファーを受け入れる前にある。面接に行く前にこれら7つのヒントを見直せば、仕事を受けるべきか否かについて賢明な判断ができる。