SpacesのVRアトラクションは現在、ロサンゼルスやオーランド、中国でプロトタイプ段階にあり、2018年の前半には中国の2ヶ所でオープン予定だ。Spacesは2016年5月に中国でテーマパーク事業を行う宋城演芸発展(Songcheng Performance)と3000万ドルのジョイント・ベンチャーを立ち上げていた。
SpacesのCEOを務めるAkmalは40名に及ぶ映像制作者やゲームクリエイターらを率い、中国事業を成功させようとしている。Akmalはこれまで10年にわたり中国でゲーム関連事業を行ってきた。「これまでの中国での苦労がようやく実を結びつつある」とAkmalは述べている。
Spacesは今後、VRテーマパーク事業だけでなく一般家庭向けにハリウッドのエンタメコンテンツやビデオゲームを投入していく計画だという。Akmalは共同創業者のBrad Hermanと共に同社を設立し、2016年5月にはComcast Venturesがリードする調達ラウンドで300万ドルを調達。出資元には日本のグリーやコロプラ、中国のYouku(优酷)、Sinovation Ventures、CRCMキャピタル、Boost VC、Venture Reality Fund、Canyon Creek Capitalらも加わった。
また、2017年1月には既存の出資元からさらに650万ドルを調達している。Spacesにはドリームワークス傘下のVR企業であるDreamLabのメンバーらも参加し、同社の元CEOのJeffrey Katzenbergがオリジナルコンテンツの製作に加わる点でも期待が高まっている。
「我が社の使命は次世代のエンターテインメントをテーマパーク事業から始動させることだ」とAkmalは語った。