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Tech news and opinion from a design perspective.

Photo by Stefanie Keenan / Getty Images

エアビーアンドビーが登場する以前の世界では、見知らぬ他人の家で眠りたいと思う人はそう多くはなかった。掲示板サイトのクレイグリストには、部屋を貸したいという書き込みも掲載されていたが、普通の人は怪しすぎて手を出しにくい代物だった。

大物投資家として知られたクリス・サッカも、エアビーアンドビーの可能性を見抜けなかった一人だ。創業者らから投資話を持ちかけられたサッカは、そのアイデアに爆発的な成長よりもむしろ犯罪のリスクを感じた。

エアビーアンドビーの創業者らはまず、サイトのデザインやユーザーエクスペリエンスの向上に努力した。一方でクレイグリストは今でもかつてのデザインのままでいる。クレイグリストの進化は1997年で止まっている。

エアビーアンドビーはスタイリッシュなイメージで顧客にアピールした。サイトはシンプルでクリーンな印象を与え、コンテンツは豊富だが十分な余白が残されており、安心感を与えるデザインになっている。

エアビーアンドビーの成長の原動力は、美しい部屋のリスティングにある。それがエアビーアンドビーの生死を分けたとも言える。

エアビーアンドビーは創業当初、ニューヨークでうまく行かなかった。共同創業者のブライアン・チェスキーとジョー・ゲビアらは現地を訪れ、問題点を探った。物件そのものは良いのだが、部屋の大家たちはどうすれば見栄えのする写真が撮れるかを知らなかった。

創業者らは最初、メールで写真の撮り方を伝授することも考えたが、ホストらが写真を学んだとしてもうまく行く保証は無い。悩んだ末、彼らは5000ドルの費用を投じプロの写真家たちに部屋の写真を撮らせた。その後、予約件数は2.5倍の伸びになり、コストはすぐに回収できた。

エアビーアンドビーの成功は写真をぬきにして語れない。部屋を掲載したい人はまず自分のプロフィール写真の掲載を求められる。当時のサイト運営の常識では、これは登録者の離脱を招く行為であり、なるべく避けるべきものと考えられていたが、エアビーアンドビーは写真の掲載を義務付けた。

編集=上田裕資

 

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