ウーバー式「顧客評価システム」が必要な3業界

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3. 金融業界

<会計士>

確定申告の期限ぎりぎりになって必要な財務書類を会計士に送りつけ、1~2週間で正しく申告書類を用意することを期待する顧客はどれほどいるだろう? 顧客は自分のみだとでも思っているのだろうか? 会計士からの5段階評価が他の会計士にも共有されると分かっていれば、こうした行いも改めるだろう。

ソーシャルメディアマーケティング企業ソーシャライト・エージェンシー(Socialite Agency)のエリン・ガーガンCEOは「双方が責任を持つことで、相互に尊重する習慣を育てることができる」と話す。「もしどちらかが望ましくない行動をとれば、世間がそれを知ることになるという暗黙の了解が生まれるのだ」

もちろん、私の提案には欠点もある。顧客側が従業員の過失の罪をなすり付けられるかもしれないのだ。無意識の偏見が影響し、不公平な評価が下される可能性もある。しかし、これらの問題は解決不能ではない。

常に敬意を持って扱われれば、従業員の離職率は低下する。全顧客が従業員を倫理的に扱うようにすることは、企業の業績にとっても大事なことなのだ。

編集=遠藤宗生

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