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I write about economic and social trends in China. @johannylander

Vytautas Kielaitis / shutterstock.com

米国のマクドナルドが店舗の従業員たちに支払っているのは、最低賃金すれすれの給料だ。一方、同社の戦略を立案し、実行する高度なスキルを持つ人たちの給料は高額に上る。

米キャリア情報サイト、グラスドアの調査によれば、一部の人たちの年収は、9万3336ドル(約1048万円)~19万2602ドル(約2160万円)。そして、店舗の調理担当者や「クルー」と呼ばれるスタッフ、レジ係の時給は、およそ8.50ドル(約960円)だ。



だが、低賃金で働く従業員たちの72%は、マクドナルドの最高経営者(CEO)スティーブ・イースターブルックを支持しているようだ。同社について、肯定的に評価する声も聞かれる。「マクドナルドのメニューが好き、労働時間の決め方に柔軟性がある、人と出会う機会が得られる」などというものだ。さらに、出世のチャンスがある点を挙げる人たちもいる。

マクドナルドは自社の方針として、従業員の昇進について次のような考え方を表明している。

「マクドナルドは…(従業員の)一人ひとりが職場でそれぞれの潜在能力を開花させるための支援を重視している。フランチャイズのオーナーや経営者たちとともに、われわれは事業を展開する全ての場所で、従業員やそのリーダーたちが学習と研修、昇進の機会の扉を開くことを支援するためのリソースを提供している」

しかし、一方では「低賃金、経営管理に問題がある、店内にいる客の態度が悪い」など、同社に対して否定的な見方をする従業員たちもいる。そして、これらの問題点には関連性がある。

低賃金の仕事でも受け入れるという労働者の中には、仕事に対する姿勢に問題がある人もいる。客の態度が悪く見えるのは実際には、不十分なサービスに対する不満のあらわれかもしれない。

また、企業が低賃金しか提示しない場合、十分なスキルを持ったマネージャーを採用できない可能性がある。職場を効率的・効果的に管理する能力が不足していれば、来店客も従業員も同様にいら立たせ、怒りを買うことになりかねない。

マクドナルドには明らかに、賃金を引き上げるべき理由があるといえるだろう。だが、同社に今必要なのは、シアトルなどで法律によって定められた最低賃金の引き上げではない。高い賃金は、従業員の企業に対する高い貢献度を求めるものでもある。そして、それに応える従業員を維持するために必要なのは、より良い教育と訓練だ。

編集=木内涼子

 

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