第2位はバリスタだ。エスプレッソマシンを使い、朝のラテやカプチーノを作ってくれる。年収の中央値は2万4593ドル(約270万円)、給与の年間増加率は7.7%だった。
第3位はレストランの調理人で、年収は約2万9000ドル(約320万円)、給与の年間増加率は7.2%だった。
「バリスタやレストランの調理人は前年に比べて給与が大きく伸びたものの、その給与はグラスドアが調査する職業の中でも最低レベルだ」とチェンバレン。「近年、米国内の都市や州で最低賃金が引き上げられたため、こうした職業の平均給与が増加したのだろう」
給与が低下した職業
2016年6月から給与が最も低下した職業は融資担当者で、年収は5.3%低下し4万4306ドル(約500万円)だった。その他、給与が減少した職業には設計エンジニア(前年比3.8%減)、運用アナリスト(同2.5%減)、財務アドバイザー(同1.2%減)がある。
こうした職業の給与低下には、自動化が確実に影響を与えているという。「企業は今や最新技術を活用するようになり、かつては熟練者を必要とした多くの作業がその必要性を失った」とチェンバレンは指摘している。