ビジネス

2017.07.19

今度は食材宅配業界に参入 アマゾンの「発明より簡略化」戦略

Pandora Studio / shutterstock.com


アマゾンの顧客教育能力は、「スマートホーム」事業で既に実証済みだ。このサービスではアマゾンのコンサルタントが自宅を無料で訪問し、よりスマートな自宅にする方法を伝授してくれる。

食材宅配業界は拡大を続けているが、制約もある。既存企業の多くでは選択肢が限られており、顧客は食品の細かい材料区分までは分からない。また多くの包装材が使用されるため、廃棄物の問題もある。

既存サービスへの不満を解消するアマゾン

アマゾンは既存のサービスを取り上げ、「顧客が不満を抱いている点は何か?」と問いかける。衣料品購入前に試着できる新サービス「プライム・ワードローブ」もこうした考えの下で導入された。衣料品のネット通販では、届いた商品が自分に合わなく返品を強いられることが主な問題点だったからだ。

アマゾンの食材宅配はAWSと同様、既存のサービスに参入しながらも、それに大幅な改良を加えたものになるだろう。

編集=遠藤宗生

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