米国で初任給が最も高い専攻は? ランキング発表

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大学の学位の中で、取得直後に最も高い給与が期待できるものはどれだろうか? 答えは、工学とテクノロジーの分野にある。

ミシガン州立大学の学生雇用研究所(CERI)は、大卒者の平均初任給を選考別にまとめたランキングを発表した。CERIはランキング作成に当たり、大学の就職支援課を通して優秀な人材を探そうとする企業やリクルーターから協力を得た。調査には200近い米国内の就職支援センターが参加し、4350の雇用主がフルタイム従業員やインターンシップなどのデータを提供した。

以下は初任給の平均額が高い専攻のトップ10。

1位 電気工学(6万2428ドル)
2位 ソフトウエアデザイン(6万1466ドル)
3位 化学工学(6万1125ドル)
4位 コンピューター工学(6万1092ドル)
5位 機械工学(5万9610ドル)
6位 コンピュータープログラミング(5万9163ドル)
7位 情報セキュリティーシステム(5万8798ドル)
8位 コンピューター科学(5万7762ドル)
9位 経営情報システム(5万7301ドル)
10位 技術工学(5万5593ドル)

最も初任給が高い学位は電気工学だ。初年度の平均年収は6万2428ドル(約707万円)だが、新卒者向けにはさまざまな仕事があり、年収の幅は2万5千ドル(約283万円)から13万ドル(約1472万円)と広い。

2位のソフトウエアデザインの平均初任給は6万1466ドル(約696万円)。年収は経験や責任の大きさなどさまざまな要因により異なり、その幅は2万5千ドル~13万4千ドルだ。

3位は、昨年には1位だった化学工学だ。初年度の平均年収は6万1125ドル(約692万円)で、給与の幅は3万1千ドルから12万5千ドルだ。

初任給の低い専攻は…

一方で、初任給が低い学位は何だろうか? CERIはこちらも調査している。以下は、初年度の平均年収が低い学位は以下の通り。

歴史(3万8361ドル)
英語(3万8303ドル)
心理学(3万8079ドル)
特殊教育(3万8002ドル)
初等教育(3万7803ドル)
人類学/社会学(3万7672ドル)
社会福祉(3万7115ドル)
就学前・幼稚園教育(3万5626ドル)

編集=遠藤宗生

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