ブラウンやグリーンも続々登場、進化する「カラーダイヤル」モデル

RADO・ラドー トゥルー カラーズ フォレストグリーン(左)、VICTORINOX SWISS ARMY・イノックスV(右)

2013、14年頃から目につくようになったのが、ブルーダイヤルのモデルだ。近年のトレンドでもある。昔から人気のあったダイヤルカラーなのだが、いきなり増えたのは技術の進化によって色味が安定してきたことにある。

だから、同じブルーでも鮮やかだったり、落ち着いていたりと、その色の解釈もそれぞれで、ブランドごとに表現の違いを見るのも面白い。そして、その効果もあるのか、実際にブルーダイヤルのモデルはよく売れるのだという。

そんなブルーダイヤルに加え、今年やたらと増えた感があるのが、グリーンやレッド、ブラウンなどのカラーダイヤルモデルだ。

今世紀に入り、新素材や合金による新しいケースが誕生した2000年代があり、ケースのバリエーションはかなりの水準に達してるといえよう。そんななか、急速に質を上げてきたのがダイヤルなのである。

ブルー以外はまだ定着したとは言い難いが、腕時計の楽しみとして、今後注目していきたいところである。


1. CARL F. BUCHERER / マネロ パワーリザーブ

パワーリザーブ表示を持つクラシックなモデルに、ビビッドなパイングリーンに彩られたダイヤルを備えたバージョンが限定モデルとして加わった。[自動巻き、SSケース、42.5mm径、1,230,000円 問:ブヘラジャパ 03-6226-4650]


2.RADO / ラドー トゥルー カラーズ フォレストグリーン

ラドーならではの、最薄のセラミックスケースウォッチ。 カラーバリエーションが豊富で、ブルー、グレー、チョコレートブラウン、そしてこのフォレストグリーンが用意されている。[クォーツ、ハイテクセラミックスケース、39mm径、210,000円 問:ラドー/スウォッチ グループ ジャパン 03-6254-7331]


3. BREITLING / ナビタイマー ラトラパンテ

2本のクロノグラフ秒針で複数の経過時間を計測できる、ラトラパンテ機能を搭載した高機能クロノグラフ。ダイヤルには「パンアメリカン・ブロンズ」という特別なカラーを採用。[自動巻き、SSケース、45mm径、1,280,000円 問:ブライトリング・ジャパン 03-3436-0011]


4. VICTORINOX SWISS ARMY / イノックスV

130種類もの耐久テストをクリアした最高レベルのタフウォッチに、37㎜のモデルが登場した。カラーリングが上手く、他にグレーダイヤルモデルもある。[クォーツ、SSケース、37mm径、79,000円 問:ビクトリノックス・ジャパン 03-3796-0951]


5. MECCANICHE VELOCI / アイコン ナイトライトブラックペルラージュ

ペルラージュ装飾が施されたケースに、4つのダイヤルが並ぶ独特の腕時計。独立して表示された4つのタイムゾーンは、カラーリングも含めてとてもわかりやすい。[自動巻き、チタンケース、49mm径、1,000,000円 問:ビックグローブ 03-3401-8006]


6. GUCCI / G-タイムレス スリム

美しいマザー・オブ パールのカラーダイヤル。そして、インデックスにはビー(ハチ)、スター、ハートなど、洋服でも多用しているシグネチャーモチーフが使用されている。[クォーツ、SSケース、36mm径、145,000円 問:ラグジュアリー・タイムピーシズ ジャパン 03-5766-2030]

文=福留 亮司

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