「ジェネレーションZ」に人気の就職先ランキング 首位はグーグル

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次世代のリーダー候補たちが働きたい企業はどこだろう? 9000人を対象に行われた新調査によると、今年の1位は再びグーグルだった。

この調査は全米優等高校生協会(NSHSS)によって毎年行われる。NSHSSは成績優秀な生徒を受け入れる国際組織で、2002年以降に160か国130万人が終身会員となり、うち20万人以上が現役高校生だ。

今年の調査には、9214人の会員が参加。うち98%が米国内の会員で、73%が高校生、25%が大学生、残りは大学新卒者だった。以下は調査で示されたトップ15社だ。

1位 グーグル
2位 セント・ジュード小児研究病院
3位 地元の病院
4位 ウォルト・ディズニー・カンパニー
5位 米連邦捜査局(FBI)
6位 アップル
7位 米中央情報局(CIA)
8位 3M(スリーエム)
9位 バズフィード
10位 アトランタ小児病院(CHOA)
11位 アマゾン
12位 ヘルス・ケア・サービス・コーポレーション(HCSC)
13位 メイヨー・クリニック
14位 マイクロソフト
15位 ナイキ

昨年は国際複合企業の3Mに1位を奪われたグーグルは、今年首位の座を奪還した。

NSHSS財団の会長で、オハイオヘルス(OhioHealth)の多様性・インクルージョン責任者のトッド・コーリーは「上位の企業に共通しているのは、若者にお返しの方法、世界を変えようと挑戦する人々とつながる方法を見つけるための経験を提供していることだ」と述べた。

就職先選びでは何を重視するかという質問に対し、回答者は基本的な福利厚生、健全なワークライフバランス、キャリアに役立つ経験の有無、全従業員に対する公平な扱いなどを挙げた。

中には男女差が目立つ点もあった。例えば、従業員に対する公平性が重要と答えた割合は女性で84%に上った一方、男性では70%にとどまった。また基本的な福利厚生が重要と考える人の数は女性の方が10%余り多かった。

コーリーは「私たちはこの世代、そして一つ前の世代によって、誠実な関係を築くことや、信頼を中心に置いた職場環境作りについて考えさせられるようになっている。これらは非常に重要だ」と指摘している。

起業に関する回答は割れた。35%が起業に興味があると答えた一方、27%が興味無し、38%がまだ分からないと答えた。

編集=遠藤宗生

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