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世界37カ国、700万人が愛読する経済誌の日本版

ケイティ・ロダン医師(左)とキャシー・フィールズ医師(右)。2人のオフィスは、サンフランシスコのダウンタウンにある。(photograph by Christian Peacock for Forbes)

日本でも知名度の高いニキビケア商品「プロアクティブ」を生んだのは、いまでも現役の2人の女性皮膚科医だった。医師として忙しい日常を送り、子育てをしながら、2人はどうして2つのスキンケアブランドを成功に導けたのだろうか。

おしゃれに着飾った1万人の女性たちが、テキサス州オースティンの会議場を埋め尽くし、待っている。突然、暗い場内にクラブ風のレーザー光線が炸裂し、キャシー・フィールズ医師とケイティ・ロダン医師が姿を現した。光りものをつけた黒い革のワンピースに身を包み、輝くような笑顔を振りまきながら、手を取り合って自信に満ちた足取りでステージの中央に向かう。

「シワ戦士のみなさん!」

両手をメガホンの形にし、身を乗り出すようにロダンが叫ぶ。

「ゲームの流れを変える準備はいい?」

2人がちょっとした勝利のダンスを踊ると、群衆は歓喜の声を上げた。

2015年9月に、2人のアンチエイジングのスキンケアシリーズ、「ロダン・アンド・フィールズ(R+F)」の年次総会に集結した人々にとって、フィールズ(59)とロダン(61)はスーパースターだ。

2人のスキンケアビジネスが成功したのは、これが初めてではない。R+Fを立ち上げる10年以上前の02年、この2人の現役皮膚科医は、タッグを組んでニキビケアシリーズ「プロアクティブ」を生み出している。しかし2人にとって、このビジネスはフルタイムの仕事ではない。2人はいまでも週に2日、サンフランシスコのベイエリアで別々に開業し、診療にあたっているのだ。初診の場合、2年以上待たされることもあるという。

フィールズとロダンのスキンケア会社は、2人の名前を冠しているだけではない。2人そのものを表している。明るい人柄、透明感のある、ファンデーションを塗っていない肌、独力で築いた成功。R+Fが擁する15万人の個人“コンサルタント”たちが憧れるすべてを体現している。そして創業者の2人は、コンサルタントに自分たちの成功を模倣するチャンスを提供していると信じている。

R+Fの収益は、16年までの6年間に毎年平均93%のペースで急激に伸びており、10年の2,400万ドルから15年には6億2,700万ドルになった。フィールズとロダンは、自分たちは医者であって実業家ではないと言うが、1つどころか2つのスキンケアブランドを成功させた2人は、2年連続でフォーブスの「自力で成功した最も裕福な女性」にランクイン。それぞれの純資産は推定5億5,000万ドルに上る。そして2人は、このパートタイムの仕事であるスキンケア帝国の世界展開を早急に進めている。

固い友情で結ばれた2人

キャシー・フィールズはマイアミ大学医学部を卒業後、そのまま皮膚科の研修医として1984年にスタンフォード大学のキャンパスに足を踏み入れた。真っ白なスカートと、ショッキングピンクで天高くそびえるハイヒールのパンプスをはいて。クラスメートはみんな、プリーツ入りのチノパンと野暮ったいボタンダウンのシャツを着ていた。例外は、研修医仲間のケイティ・ロダンで、ロサンゼルスにある南カリフォルニア大学医学部の出身だった。

「私、“ラインストーンのロダン”って呼ばれていたんです」と、本人は笑う。2人は共通のファッションセンスを通じてすぐに仲良くなり、固い友情で結ばれていった。サンフランシスコの別々の皮膚科に勤めるようになってからも友人であり続けた。

文=ケイト・ヴィントン 翻訳=木村理恵

 

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