今より上の地位に就くために、パートタイムの仕事を引き受けてみてはどうだろう。もし会社の許可がとれるなら、フリーランスで働いてみるのも、必要な経歴を得るために役立つかもしれない。以下は、サイドビジネス(副業)をすることで身につく5つの能力だ。
1. 営業
どんな事業でも、存続には顧客が必要だ。営業活動に集中できるように、既に自分が持っているスキルを基にできる仕事を選ぼう。例えば、日中に会計士として勤務しているなら、夜間に高齢者の請求書支払いを支援する、など。プロジェクトが軌道に乗り広まるにつれ、顧客との交渉能力が身につくだろう。
2. マーケティング
営業力は顧客獲得に役立つが、将来的な顧客を引きつけるのはマーケティングの才能だ。販売促進策として、サービス内容の説明、電子メールやソーシャルメディアでのキャンペーン、プレスリリースなどを検討し、人々に伝えよう。一旦話題を呼べば、あなたの宣伝能力を示す例として利用することができる。
3. マネジメント
事業を立ち上げたら、他の人々を引き入れよう。大勢のスタッフを雇う必要はない。事業内容が高校生の小論文作成支援なら、リライト担当者を何人か雇って成果物の質を上げてもいい。少人数でも人を監督することで、貴重なマネジメントの経験を得ることができる。
4. 予算編成
ウェブサイトや設備、給与にそれぞれいくらの予算を割り当てられる? コスト回収を念頭に置いた価格設定をするための最善の方法は? 他企業と提携したり、その株主になったりする価値はあるか? 事業内容にかかわらず、こうした点について考えることで、財務的な概念や、収支を考えながら仕事をすることについての知見を得られる。