中国の蘇州に本社を置く同社は、以前からロボット掃除機を展開しており、その製品はMTVのリアリティテレビ番組「Real World」でも度々取り上げられている。
1998年に同社を創業したチエン・ドンチー(銭東奇)は「ロボット掃除機は近い将来、洗濯機やテレビなみに家庭に普及するだろう」と述べている。
新製品のDeebot N79は、昆虫の足のような回転ブラシで、部屋中を動き回りながら掃除していく。また、「スマートモーション技術」によって、障害物を検知すると方向を変える。
筆者がN79をカーペットとフローリングの両方で試したところ、V字のブラシと吸い込み口は、スナックの破片や髪の毛、糸くずなど全部を吸い取った。また、N79について特筆すべき点は、3つのドロップセンサーだ。段差から転がり落ちるぎりぎり手前で方向を変えるような動作も確認できた。N79は付属のリモコンで動かせるが、専用アプリも使えるため、外出先でも操作できる。